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2012年06月の記事

記憶喪失物語。#13

「さっ、つくしちゃん食べて食べて!」「はいっ、いただきます!」目の前にずら~りと並べられた何種類もの料理。一体何人がかりで食べたら間食出来るんだろう。わかんないけど、とりあえずひとくち口に運んだ。「‥‥どう!?美味しい!?」もぐもぐ‥‥「‥‥‥!!‥‥と~っても美味しいですぅ!」思わず頬が綻ぶ。「さすが、道明寺家のシェフですね!」「前から凄い美味しかったけど、さらに腕あがったんじゃないですか!?」「あら、嬉...

落書き。

記憶喪失物語。#12 ラストより。超自己満です。ハイ‥‥(-_-;)...

記憶喪失物語。#12

「わぁっ!」「お似合いですわ!」「可愛らしいこと!」「牧野さまのためにあつらえたようにサイズもピッタリですね!」ーーーーほんとかよ‥‥。いまいち信じられない誉め言葉の嵐にたじろぎながらも、無理矢理着替えさせられたドレスのデザインに目をやった。「‥‥‥すっごぉい。」思わず感嘆の溜め息と共に出た言葉。至るところにちりばめられた、華奢な宝石。歩く度に光りに反射して、きらきらと輝いて。嫌味のない程度にあしらわ...

記憶喪失物語。#11

「牧野っ!」カフェテリアに馬鹿でかい声が響き渡る。「ちょっ、ちょっと!」すると、小柄な女子生徒がコソコソと人目を避けるように、態度も声も図体もでかい男に近づいて行く。「早く来いッ!」「もうっ!」ーーー声が必要以上にデカいんだよアンタはっ!『なぁに~?牧野、まだ道明寺さんと続いてるの?』『別れたんじゃなかったっけ?最近一緒にいなかったのに!!』『でもさ~テレビに二人で映ってたじゃん!?』『あ~。牧野...

記憶喪失物語。#10

誰かが泣いてる‥‥‥?後ろ姿しか見えねーけど、そいつの肩は丸まって、震えてるようだった。『おい、お前どうしたんだよ。』『道明寺‥‥‥。』『なーに泣いてんだ。泣くな、ブスが余計にブス顔になってんぞ。』『う、うるさいなあ!』『大丈夫だ。この俺がついてるだろう?』『‥‥‥‥だったら。』『〇〇‥‥?』『どうして、見つけてくれないの?』『あたし、信じてたのに。道明寺が見つけてくれるって。』『もう、いい‥‥‥。アンタはあた...

記憶喪失物語。#9

「何でお前がここに居るんだ。」「あたしはスタッフですから、そりゃいますよ。」つーんとした態度で応える。「一体なんなんだ。」「お前は。」撮影から戻って来た道明寺。あたしが普通にF3と話してるのに驚いてた。「あら、もう忘れちゃったの?」「あたしは雑草のつくしよ。」あたしはわかってて言う。「そういうこと言ってんじゃねえよ!」「庶民が何で俺達と一緒に居てダベってんだよ!」「何よ。友達と一緒にいちゃ悪いっての...

記憶喪失物語。#8

カシャーカシャーカシャー絶え間なくたかれているフラッシュと、シャッターの機械音。「ハーイ、いいですよ~」カメラマンの機嫌を取るような声。ーーーーそのレンズ越しには、見目麗しき美少年たち。カメラに愛想をふりまく西門さんと美作さん。器用にポーズまでとっちゃってまぁ。本番前まではブーブー言ってたのなんて嘘みたいだ。「ハーイ!オッケーです!」「西門様、美作様、撮影終了です。」「お疲れさまです!!」カメラマ...

記憶喪失物語。#7

「ちっ、」また近づいて来る足音に舌打ちして、逃げ場を探す。キョロキョロと辺りを見渡すが、何処に行ってもこの先は袋小路だ。「しゃーねーな。シケ込むか。」ぽつりと呟いてポケットにあるキーケースを取り出す。ジャラジャラ出てきた鍵の一つを手にし、早足で歩いて行く。カッカッカッカッカッカッカッ革靴の音が響く。タッタッタッタッタッタッタッ同じ速度で走る足音には、革靴の音に紛れて気が付かない。(あった‥‥!)司は...

記憶喪失物語。#6

「モデルさん入りまーす!!」スタッフの人に連れられて、モデルさんが到着したようだ。教えてもらったばかりの、昼でも夜でも"おはようございます"の業界用語の挨拶を言おうと、顔を上げたその時。「「「きゃああぁぁあああぁぁああぁあ@Χ□$▲%☆#!!!!!!!」」」最後は何言ってんだかわかんない黄色い歓声に包まれたであろうモデル達。つくしは耳がキィィ~~~ンとなって、思わず耳を塞ぐ。耳を塞いだと同時に...

記憶喪失物語。#5

「何だ?牧野やたら元気じゃなかったか?」放課後、急いで帰る牧野に声をかけた。『あっ、みんなおはよう!って、もう夕方かあ~』『あんた達、そんな事ばっかやってたらいつか天罰が下るんだから!』『う、うるさいなあ!あたしはいいの!働くの嫌いじゃないし。』『あっ、ヤバい遅刻する!夜道には気をつけなよ!』『あはははっ、じゃね!』‥‥‥‥‥‥元気過ぎる。といっても、前までのカラ元気じゃない。牧野本来の明るさが戻ったよ...