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2013年02月の記事

ライオン #35

駄目だ、頭の中が混乱してきた。まずはこの状況を把握しないと……。えぇっと……、まずこの隣に居る人は、あそこでキレまくってる道明寺曰わく『クソ親父』だそうだ。つまり、このおじさんは道明寺の『クソ親父』さん。ってことは、あたしにとってのパパと同じって事で……?「どっ、……えぇっ!?」このおじさんがクソ……じゃなくって!!「ああああのっ!」「ん?」「もも、もしかしておじさんって、道明寺のお父さん?……だったりします...

ライオン #34

「おい、牧野っ!? 居るんなら返事しろよっ!」突然真っ暗になった会場では、居なくなったつくしを見つけ出そうと、司が声を張り上げていた。 「司、だから落ち着けって!」「この暗がりで探すのは無謀だ! どうせただの停電だろうから直ぐに回復すんだろ。大人しくしとけ!」「くっそ……!!」親友二人に咎められ、確かに今 無駄に歩き廻っても、とてもじゃないが見つけられそうにもない。司は逸る気持ちを押し殺し、奥歯をギ...

ライオン #33

「ただちょっと、黙らせてきただけだ。」「「はっ!?」」「どいつもこいつも仕事っつーのは表面上だけで、ほとんどは俺に自分の娘やら親戚やらを紹介したいだけだからな。」 「クソッ、こんなことなら牧野を無理にでも引っ付けときゃよかったぜ。」「……お前まさか、相手の女の子殴ったりしてねえよな?」最悪の事態を想定して、あきらが恐る恐る伺う。すると司は心外だと言わんばかりの顔をして「誰が、そんなガキみてーな事をす...

ライオン #32

「ちょっと、失礼。」「えっ?」背後から聞こえた声に聞き覚えのあるような気がして後ろを振り返ると、そこには見覚えのある顔が。「あれっ、おじさん?」「やぁ、また会ったね。」道明寺本社で会ったことのあるおじさんは、目を細めてあたしに優しく笑いかけてくれた。おじさんは ちょっと今時間あるかな? とあたしに確認すると、返事を聞く前に、目配せで少し離れた場所を指定してきたのであたしもそれについていった。「おじ...