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2015年02月の記事

溺愛クライシス 5

「……んんんっ!?」重なった唇。熱くて柔らかいそれが 不器用に俺へと押し付けられていた。「道明寺……」ちぅ。「!! ンッ……んんっ……??」牧野が俺の唇を求めて吸いついてくる。すげえ控えめに、何度も軽く吸われて。普段、積極的とは真反対にいるような女が平然とそんなことを出来るワケもなく、火照らせた顔が俺を見上げている。小休止をたまに挟み、そこから漏れ出る吐息が すげえ……そそる。「まき……っ?」俺に喋らせまいと、...

たいせつなもの 15〈完〉

ーーーー 壊れちゃいそうだった あたしのココロ。もう 嘘はつけなかった。自分にも、道明寺にも。『後で、道明寺に全て話します。もう逃げません。』仏壇の前でそう伝えて、腹を括った。ちゃんとしよう。道明寺に全て話して、謝って。それでも、自分勝手なあたしをアイツが許してくれると言うのなら、あたしの持てる全てで、アイツを幸せにしよう。これが最後になるかもしれないと思うと、自分でも驚くくらい 素直になれた。道明...

溺愛クライシス 4

『怒ってるもん』言われた瞬間、自分の体温が急激に下がっていくのを感じた。牧野に嫌われたら生きて行けねえ。やっちまったと早速後悔した俺は、許しを請うべく牧野を抱きしめた。「ッ!ごめん……!」ーーーー 温かい。いつ抱きしめても 柔らかくて、細くて、今にも折れてしまいそうだ。「お前が嫌ならもうしねえ。」華奢な身体から溢れ出る陽のパワーが、心無しか小さくなっているように感じる。「悪かった」優しくしたい。めちゃ...