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2015年06月の記事

未来の先に見つけたものは 7

「……は?」チュンチュンチュンチュン。やたらうるさい小鳥のさえずりに叩き起こされると、戻った記憶のない自宅のベッドで俺は寝ていた。「しかも……」目線を隣にやると、椅子に座ったまま、俺のベッドへ上半身を突っ伏すようにして牧野が寝ている。「????」寝起きで、事態が全く把握出来ない。何故、牧野がここに?ほぼ無意識に牧野の髪を撫でて思案に耽るが、なぜかやけに頭が軽くなっていることもあり、そんな理由なんてどう...

未来の先に見つけたものは 6

(※途中、ある症状についてのことを書いておりますが、適当小説な為、知識もクソもありません。雰囲気で受け取って頂ければ幸いです。少しでも不快に思われた方は、直ぐに引き返す事をお勧めします。)「はい、宜しくお願いします」扉の前で、白髪の先生に頭を下げた。「……坊ちゃんも、これに懲りてちゃんと薬を飲んでくれればいいのですが」人が良さそうなおじいちゃん先生は、扉の向こうに居る道明寺に心配そうな顔を向けている...

未来の先に見つけたものは 5

「またこんなとこで寝てっ」「んっ……?」それは、風も柔らかい春の空の下。「寝るならベッドで寝て下さい!屋上なんかで寝て雨でも降って来たらどうするんですか!」「……お前が起こせばいいだろ」「その前に会社で寝るなっ」「頭痛え。身体もだりぃ。ちょっと肩貸せ」「もうっワガママ!……ほら、しっかりして!」何だかんだ文句を言いながら、俺に肩を貸す男前な女。牧野の華奢な肩に凭れかると、柔らかな陽の匂いが鼻腔をくすぐっ...

未来の先に見つけたものは 4

柵に凭れかかって待つ事30分。俺、道明寺 司は ソワソワしながら目的の女が出てくるのを待っている。ーーーー ガチャッ「…………げ」「お、やっと来たか」「……なんで居るのよ」「なんでって、お前を待ってたに決まってんだろーが」前髪をちょんまげにした女が、一人暮らしの部屋の前で、ずっと待ってやってた俺を睨みつけやがった。「ずっと、待ってたの?」「おう。っつーか、やっぱ居留守だったのかよてめー」「知らないわよ。今日...

未来の先に見つけたものは 3

ーーーー 牧野 つくし、26歳。英徳学園高等部卒業後、都内の国立大学 経済学部へ進学。卒業後は道明寺HDへ就職し、営業企画部へ配属。営業企画ではほぼ不可能と言われた数々の契約を結び、バリバリのキャリアウーマンとして日々邁進中 ーーーーだったのはつい先日までの事。「はぁ……」あのバカの珈琲を淹れながら、溜息をつく。ーーーー なんでこんなことになっちゃってるんだろう。「せっかく頑張って勉強したのになぁ」道明寺と...

未来の先に見つけたものは 2

「あっ、またこんな所に居たっ!」「……?」屋上で少しうとうとしていた俺は、いつもの声に現実へと引き戻された。「ふぁ……。お前はいちいちデケーんだよ声が」「何言ってるんですかっ!就業中にサボって昼寝してる副社長が悪いんでしょう!!」ガミガミガミガミ。口煩くやかましい女秘書・牧野は、欠伸してる俺を見上げて怒鳴りつけるのが日課のようだ。「仕事はちゃんとやってるだろ」「そういう問題じゃないっ!ウチはフレックス...

未来の先に見つけたものは 1

「今日から、日本支社で働くことになった。よろしく頼む」「「「はいっ!」」」日本支社に出勤して1日目。ごく僅かな人数にだけ挨拶をする。こいつらは、俺を除き上から数えた方が早い。つまり、これから俺の手足となり働く地位の高い奴らばかりだ。「では後ほど」「ああ」軽い挨拶の後は、それぞれの持ち場に戻っていく。俺も早々に真新しいデスクに座り、”副社長室”と刻印された雰囲気の良い部屋を見渡した。ーーーー うん、悪く...

未来の先に見つけたものは 0

『ち★さまに捧げるプロローグ』です。コメントより、素晴らしいプロットを頂きました。しかも、我が家が欲する純情一途男司くんです!大好物です!!(大興奮)ち★さま、ありがとうございました。頑張って書きます!m(_ _)m↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓「お前もだいぶ落ち着いたよな」言われてドキリとした友の言葉。「……そうか?」「そうだろ!中坊の時のお前に見せてやりてえよ!なぁっ?」「言えてる」「類、お前まで……っと。悪い、もう時間だ。...