fc2ブログ
QLOOKアクセス解析

たいせつなもの 7

突然のぶっこみ失礼いたします。あるとです。m(_ _)m

それというのも、今回大人の表現を含みますので、心も体も大人の なんでもバッチコイなお友達だけ、ご了承の上閲覧ください。^ ^;











もう、だめだ。


昔の事だ といくら自分に言い聞かせても、目が合ってしまったら……

大した抵抗も出来なくて、触れられる度に力が抜けていく。

それどころか

あたしがずっと心の奥にしまい込んでいた気持ちを見つけてくれて、追いかけて来てくれて、

嬉しいと思ってしまっている。

どんなに好きじゃないと虚勢を張ってみても《ホントのあたし》が、ずっと心の中に住み続けていた道明寺と目が合う度、喋る度にどんどん大きく膨らんでいく。

《どうしてこの男が良いんだろう?》

何度も自分に問いかけた。

叶わない想いを胸に秘め続けるのが辛くて、他の男の人を見ようとした事もあった。

だけど、他の男の人を見る度に どうしても道明寺が浮かんできてしまう。

比べてしまう。

ああ、もう降参だ。


あたしは


この男が……













「道明寺……」

「……ん?」

「あたしは、アンタに何もしてあげられないよ?」

「…………。」

「いいい、今、こうやってあたしを抱いても、あたしはアンタとどうこうはなれない。」

「…………。」

「それでもいいなら、いいよ。」

「……何が、いいって?」

さっきからよくわからない事を言うつくしの真意がわからなくて、司はつくしを真上から見下ろす。

つくしは一息置いて司を見上げると、決心したようにゴクリと息を飲み込んだ。

「……抱いても、いい。」

昔から司が好きな、真っ直ぐで大きな瞳。

しかし、熱を持っていた司の目が、ゆっくりと冷やかなものにかわってゆく。

「……ふざけてんの? お前。」

「ふざけてなんかな……」

「付き合いたくもない男に抱かれてもいいって事は、そーゆー事だろうが!お前を好きな奴なら誰でもいいのか!?いつから んなだらしねぇ女になったんだよテメェは!?」

「だっ、誰でもいいわけないでしょ!? バカにしないでっ!!」

司の侮辱ともとれる言葉に、つくしはカッとなり怒りを露わにした。

「じゃあ、なんだよ。何で俺に抱いていいとか言うわけ? カラダ使って昔の詫び入れようってか?」

「なっ……!」

「生憎だがな、牧野。俺が欲しいのは同情なんかじゃねんだよ。」

司の全てを悟ったような目とぶつかる。


ーーーー 悔しい。

そうじゃないのに。

どうしたらこの気持ちが伝わるのかがわからなくて、唇を噛んだ。








ピンッ!


「いたっ!?」

突然 指で弾かれたおでこ。

「ったく、とんでもねえ強情っぱりだな。」

「…………?」

「余計なコタツ並べてねーで、お前が一言 俺が好きだって言えば済む話だろ。どんだけ頑固なんだっつーの。」

「…………こたつ??」

もしかして、御託って言いたかったのか。

てゆーか、なんだこれは。

ピリピリと張り詰めていた空気が一瞬にして変わる。

つまり、道明寺はあたしに告白させようとしていた?

って事??

「……あんたまさか、ワザと?」

「当たり前だろ。」

ジロッと睨みつけるあたしなんて意に介さず、しれっとなんの悪びれもなく言ってのける。

「俺が何年、そのたった一言を待ってたと思ってんだ?」

「…………。」

いや、知らない。知らないけど。

自己中ここに極まれり。

そんな言葉が頭に浮かんだ。

「ま、いーや。」

「?」

「ベッドで吐かせてやるから。」

「うえっ!?」

「だから、色気のねぇ声だすな!」













ベッドの下には、脱ぎ捨てられたふたりの服が重なる。

「なぁ、」

「愛してる。」

180cmを優に超える男には少々小さなベッドの上で、華奢な身体を組み敷いた。

司はつくしにひたすら愛を囁きながら、初めて
触れる女の柔肌を本能で攻略していく。

「…………ゃっ、」

「牧野? まだだぞ?」

泣き声で気弱く訴えるつくしにさらに煽られ、夢中で攻め立てた。

他の女には感じない この甘やかな香りと色香が、自分は男なんだと強烈に自覚させる。

「お前、やわらけーな……。」

小さくて折れそうに細いのに、包み込むような柔らかさが 肌にしっくりくる。

昔から思っていた。

この女は 自分の為に生まれてきたのではないかという思いが、

女に触れる度 確信にかわる。

「どっ、みょう……!」

「ん?」

切羽詰まったつくしが 己の限界を感じ、待ったを掛けようとする。

しかし目が合ったのは、柔肌に花びらを刻みながら、壮絶に色気を携えた瞳。

司は上目遣いで彼女を見やると、見せつけるように ふくらみを中央に寄せ、両方の尖りを同時に舌で舐めつけた。

「ッアアァアア!?」

ねっとりと、転がしながら。

「やっ、ん! あああ……っ、やめっ、だっ!」

経験のない感覚に恐怖が訪れ、司の動きを封じようと両肩を押し退けようとする。

しかし叶うはずもないその願い。

ついには涙を浮かべながら懇願するつくしを、満足そうに眺めながら嬲り続ける。

「ああぁっ、ん!あっ……」

嬌声が上がる度にゾクゾクと興奮が湧き上がり、少女から女へと変わってゆく姿に支配欲が満たされ、口元が緩む。

「……すっげ、可愛い。」

そう言って、敏感になった尖りをくちゅっと吸い上げた。


既に着衣は男によってほとんど脱がされ、唯一身に纏っているものは、最低限下半身を隠す布地のみ。

ここまでは本能で来れたが、司にとっても始めての経験。

躊躇いながら、ショーツの上から下腹を撫で回す。

持て余した熱を解放したいと身体が叫んでいるが、どうやってこの先に進もうか。

暴走してしまいそうな自分を抑えつけながら、恐る恐る脚の間に指先を滑らせていく。

それを察したつくしが、司の動きを止めようと暴れ出しそうだったので、右手は下部に置いたまま 唇を塞いだ。

「……優しくする。」

直前にそう囁いて。














「まき、の……っ?」



「牧野、俺が好きか?」



「愛してる。」




女って損だ。


こんなに、痛い思いをしなきゃいけないんだから。


「好きだって言えよ、そしたら俺がお前を守ってやるから……」


左手の甲に触れた唇が、切なさを増した瞳が。まるで、あたしに懇願するみたいに何度も紡がれる。

多分 道明寺は、あたしが頼めば、道明寺家を捨ててどこかに連れて、逃げることだってしてくれる。

だけど、それじゃダメなんだよ道明寺。

それじゃ あの時と何も変わらない。

同じ事の繰り返しになってしまう。





だけど、もう





汗ばんだ背中が


僅かに震える指先が


あたしを見つめる瞳が


その、純粋過ぎる愛情でいっぱいで。


道明寺の全部ぜんぶが 愛おしくて。












「…………すき。」


もう、言わずにはいられなかった。
スポンサーサイト