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道明寺青年の逆襲。~ 仲直り編 ~

ご無沙汰です。

かなり前のリクエストでは御座いますが、リクエストにお応えして 《道明寺少年の苦悩(前中後編)》のその後のストーリーです(・ω・)ノ

仲直り編ということで、今回もやっぱりなんだかんだRになりました……えへ。←

18歳以下・気分を害される可能性が少しでもある方はお控え下さい。

尚、糖分過多の胃もたれ必死ですので、読み進めるには(心の)胃薬が必須になります。この先に進まれる方は 忘れずにお持ち下さい m(_ _)m

★コメント下さった方へ★
常連様も、初めましての方もありがとうございます!
まだ返信出来る状態ではなく、貰いっぱなしで心苦しいのですが 有難くニマニマと読ませて頂いております♪( ´▽`)
はい!我が家はハッピーエンドのみですので安心して下さいね~(亀以下ですが。)
リクエストにつきましては お時間頂けましたら、出来る限りお応えさせて頂きますので宜しくです!


しょーもないお話ですが、お楽しみいただければ幸いです。(ノ_<)


*************


「……ん?」


邸の廊下を歩いていると、何かが足に コツン と当たったような感じがした。

不思議に思い、足を浮かせて地面を覗くと、小さな輪っかが確かに床に落ちている。

いつもならそのまま素通りしそうなものを、何故かその時は気になり、拾い上げて見慣れないソレをまじまじと見つめた。

「……なんだ、コレ?」

すると、すかさずアイツが来て。

「司? なに、それ?」

「……あ?」

原因は、そんな些細な事だった。

「てめっ、待ちやがれっ!!」

やっと誤解が解けたと思えば、また逃げんのかよ!
てか、俺よりトイレットペーパーってどういうことだ!?
ネズミみてーに、ちょこまかちょこまかと逃げ回るアイツをやっとの思いでとっ捕まえて、お互いに息が荒いままだったけど、苦しがるのを無視して 腕の中にぎゅっと閉じ込めた。

「や、やだっ!離して!!」

「おい、暴れんな!」

俺の浮気疑惑は自分の勘違いだったと漸く理解し、恥ずかしくて死にそうな顔をしたつくしは どうにか逃げようと必死にもがいている。

「ごめんって!あたしが悪かった!だから離して!」

「.……お前はアホか。」

逃がすわけねぇだろ。

俺が本気で浮気したって勘違いして、散々喚いた挙句に別れるだのなんだのほざいて。
そのくせ、妬きもちやいて泣きそうな顔してめちゃくちゃ可愛い顔でやたらと煽ってきやがるクセに、指先ひとつ触らせねーし!
俺がどんだけ我慢したかわかってんのかコラ!!!

……っと、いかん。話が逸れた。

ーーーー ともかくだ。

遠い昔。

まだ制服を着ていたお前に惚れたあの日から、俺はお前しか見てねえし、出来る限りの手段で お前が嫌がろうと恥ずかしがろうと、最大限の愛を伝えて来たつもりだ。

そもそも、俺の人生丸ごと全部、とっくにお前に捧げてるだろーが。

俺たちは、あんなちっぽけな指輪で壊れちまうような関係だったのか?

お前は、俺がそんな男だってずっと思ってたって言うのかよ。

「……なぁ。」

ビクッと少し固くなったつくしの身体から少し距離をとり、俯いて目が会わないつくしのつむじをジッと見つめていると、じわじわと暗い気持ちが襲ってくる。

「お前さ」

「ぇ……?」

不安そうに 恐るおそる見上げた視線同士が絡み合う。

「俺は、そんなに信用ならねえのか?」

「ッ……!」

ーーーー あぁ、駄目だ。

見開かれた瞳が泣きそうに潤み出して、今度は罪悪感に襲われる。

「ちゃ、ちゃんと、話聞かなくてごめん!」

こんな顔、させてえわけじゃねえのに。

「……つかさ?」

「っごめん!本当に、ごめんなさい!」

自分の中の感情と戦っていて俺が何も答えられずにいると、俺を見上げていたつくしの顔が段々と青ざめていくのがわかった。

「…………おい?」

「あたしはっ、どうしたらいい? どうしたら、許してくれる? それとももう…………っ許さ、ない?」

手が白くなる程に 握りしめられた俺のシャツが。

最後は震えて、半分泣き声になっていた。

ーーーー ったく、ズリィ真似ばっかしやがる女。

普段は意地っ張りで素直じゃなくて 全く可愛気がねーのに、こんな時ばっか 裾引っ張って上目遣いで目ぇ潤ませて見つめてきて……

お前にそんな顔されたら、俺が勝てるわけがねえ。

「キスしろ。キスしたら、許してやる。」

腰を引き寄せ直接 耳に吹き込むと、つくしの背が僅かに高くなり、数秒と待たずに細い腕が首にかかった。




ーーーー ちゃぽん。

その後、結局 つくしは号泣して、見事にブッサイクに腫れ上がってしまった顔をなんとかしようと、風呂に突っ込んだ。

実際の効果の程は知らないが、一緒に入ることも拒まなかったので、足の間に入れて後ろから抱きしめる。

そして

「…………。」

さっきから、なんの反応も無い。

時折、鼻を啜る音と 蛇口から水滴が落ちる音がするだけ。
いつもなら一緒に風呂に入らせるだけで一苦労なのに、今日はいつもと違って怖えーくらい大人しい。
こんなコイツはスゲー不気味で、俺は内心焦っていた。

ーーーー いじめ過ぎたのか?

「……ねえ。」

「ん? どうした?」

漸く聞けた声に安堵して、続きを促す。

「なんで、あれがタマさんの旦那さんの指輪だって分かったの?」

「あー。なんか昔、じーさんがまだ生きてた頃、俺の名前は死んだ親友から貰ってつけたって言ってたのを思い出してな。」

「司の、お爺さん?」

「そ。」

「歳も身分も違ったみてーだけど、戦争で死んじまって、身寄りのないタマをじーさんが使用人として雇ったらしい。」

「へぇ……。素敵な、お爺さんだったんだ。」

「いや、そうでもなかった気ィすっけど? 孫の俺と喧嘩してたし。」

「……は?孫のアンタと?なによそれ?」

クスクスと笑うのを自分の胸辺りに感じて、キスをしようと顔を傾ける。

「……赤いな。」

「ッ!」

が、少し腫れてしまった瞼が見えて、親指の腹でそっと触れた。

「……泣き過ぎなんだよ、バカ。」

泣かせたいわけではなかった。

なのに、どうしてこんな事になったのか 悔しいやら腹立たしいやらそんな感情が渦巻いていた。

「だって、あんたが……」

「俺が?」

やっぱりいじめ過ぎたのか?

「あんたが泣きそうな顔してるから、胸が苦しくなっちゃったんだもん……。」

「………?」

ーーーー 泣いたのはお前だろ?

「自分でもわけわかんないと思うけど、あんたには子供みたいに笑ってて欲しいし、あんたが辛そうな顔してると胸が苦しくなる。なのに、あたしがそんな顔させたんだと思ったら、あたし何やってるんだろうって……」





「すき……。」


止まった筈の涙が、静かに水面を揺らした。

「すき……好きなの……っ。」

「こっ、こんなっ、バカみたいに嫉妬するくらいっ……」

「ほんっ、本当は……司がっ、そんな事するはずないって……わかっ、わかってた、のに……っ あたし以外の女の子とって、考えたら……止まんなくっ、て……ひっ、」

ポロポロ、ポロポロ。

堰を切ったように溢れてくる涙が、照明とあいまって キラキラ光って頬を伝う。

自分の女がこんなにしゃくりあげて泣いているというのに、それが死ぬほど嬉しいなんて、俺は狂っているのかもしれない。

普段は、負の感情を口や顔に出そうとしないこいつが、俺と同じように嫉妬して、泣いて。

背中に回された腕の力が、俺への執着を表しているようで。

” 愛されている ”

その実感が、俺の胸を熱くさせた。




「ッア、あああぁ……いやぁ……っ」

バスタブに手をつかせて、首筋と背中を唇と舌で攻めるのと同時に 指でも侵略していく。

敏感に反応する身体は既に頼りなく、司が後ろから回した腕の支えがなければ、つくしは立ってはいられないだろう。

咎めるように。

愛でるように。

2本の指で何度も刺激された秘所は、焦らされながらただジッと司自身を待ち望んでいた。

「なぁ、愛してねーの?俺のこと。」

「っ……!」

耳元に息を吹きかけて 低く、甘く囁くと、唇を噛み締めてふるふると頭を横に振るう。

「口で言わなきゃわかんねえって、教えただろ。」

カリッ

「いっ…!?」

罰を与えるように耳を軽く噛んで舌で嬲り、力の抜けた身体を抱き上げベッドに横たえた。

「ほら、言えよ。俺が好きだって、愛してるって。」

素直に言えないオンナには、身体に直接教えてやればいいのだと、荒々しく胸を揉みしだきながら、先端をキツく吸いあげる。

「やぁっ……んっ!はぁっ…ぅ」

ゾクゾクする声に馬鹿みたいに煽られて、グンと上がった熱が一箇所に集まったのがわかった。

それから今度はもう片方の膨らみの先端を優しく、舌で、指で、掌で、交互に丹念に可愛いがる。

飴と鞭の愛撫が交互に繰り返され、焦点が定まらなくなったのを見計らってから 両手で頬を包み込み、つくしの顔を覗き込んだ。

「なぁ、 ちゃんと言わなきゃわかんねーよ?」

先端を舌で転がしながら無理矢理視線を合わせると、顔を真っ赤にして、さっきとは別の意味で泣きそうな コイツの答えなんて分かりきってる。

「言え。」

それでも俺は、お前の口から聞きたい。

「っ、き……」

「………………ん? なんて?」

ジッと見つめたまま 辛抱強く待っていると、観念した牧野はぎゅっと目を瞑り、俺の後頭部にある手に力が篭る。

「ちゃんと、すきだもん。」

耳を澄まさなければ到底聞こえないような小さな声。

……やべえ、めちゃくちゃ可愛い。

っつーか反則。

少女の様に、小さな声で俺に縋りつくのが あまりに可愛いくて、力一杯抱きしめた。
細くて、小さくて、不思議に柔らかくて、このか弱い存在だけが俺の生きる意味だ。

「でも、まぁあれか。」

「アレって?」

「お前が疑うっつー事は、俺の努力が足んなかったかもしんねえ。」

「は? 何言ってんの?」

つくしのキョトンとした顔を、できる限りの笑顔で見つめる。

「お前を不安にさせちまった俺にも責任があるって事だ。」

「せ、責任って! あたしが勝手に疑っちゃっただけで、アンタは何も悪くな……!」

最後まで言わせずに、指先をそっと唇にあてた。

「いんだよ、俺も悪かったんだ。」

「つかさ……。」

甘く笑って頭を撫でてやると、顔を赤らめてキラキラ潤んだ瞳に見つめられた。

ああ、可愛い。

なんでこんなに可愛いんだよ。

結局、俺の方がベタ惚れだ。

ちくしょう。

「っつー事だから責任とる。」

「……ん?」

「つまりお前は、俺が他の女に使う体力が残ってると思ってたんだろ?」

「んん?……いやいや、アンタ言ってることおかしいでしょ。」

「おかしくねーだろ。お前が疑ってた事は事実なんだからよ。」

「ゔっ。でも、それとこれとは…」

「あれもそれもこれもねえ。取り敢えず疑惑は晴らさなきゃなんねーよな。」

「も、もう疑って無いって! 充分わかったから!」

「…………。」

「な、なにっ……?」

「本当にわかってんのか、たぁっぷり 時間かけて身体に聞いてやる。」

「ヒッ……!」

にやりと怪しい笑顔を見せて、再びつくしに覆いかぶさった。



結局、加減をしらない司の狂乱は明け方にまで及んだらしい。




「ねえ。身体が痛いんだけど。」

次の日の朝、アイツの身体が悲鳴を上げていた。

それもそのはず。いつもは手加減しているものを、自分の気の済むまで付き合わせたのだから。

「そりゃ、お仕置きだからな。我慢しろ。」

ジト目で見つめられ、もっともらしい言い分を並べて目を逸らす。

「……司なんかキライ。」

「昨日はあんなに大好きだったのにか?」

「~~~!!ばかっ、意地悪!」

真っ赤な顔でプンプン怒っているが、俺は嘘はついてねえ。

「そ、それに!また見えるところに跡付けたでしょ!いい歳して、恥ずかしいからやめてって言ってるのにっ」

「バカ言え。男除けなんだから見えるとこじゃねぇと意味ねえだろーが。」

「ばかっ、ヤキモチ焼き!」

「……お前もな?」

「ゔっ////」

昨晩、首筋につけられた跡を見せつけるようになぞると、つくしは押し黙った。

すると、

「親父もお袋も、いーかげんにしねーと遅刻するぞ!」

部屋の外まで聞こえていたのか、廊下側から呆れたような息子の声が聞こえてくる。

「あっ、ホントだ!ほら早く!」

「ネクタイ直して。」

「もう!朝から甘えてんじゃないっ!」

愛して、愛されて。

子供の頃には想像出来なかった、普通の日常が当たり前にある。

「行ってくる。」

そんな日々が、何時迄も続きますように。


ー fin ー
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