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溺愛クライシス


「今日、ウチ来いよ。な?」

「…………やだ。」







道明寺が大学に上がってから、あたしは道明寺家のお邸に行く事が多くなった。

バイトや優紀と遊ぶ約束のない日はほぼ道明寺邸に居る。

ご飯をご馳走になって、あの部屋で二人きりで過ごすあたしたち。

道明寺が大学に上がってすぐくらいにそういう関係になった事もあって、帰る時間になっても帰らせて貰えずに朝までベッドから解放してくれない事もしばしば。

「…………あんたのせいで、西門さんたちにからかわれるんだけど。」

朝から2人で登校しているのがバレてから、散々弄られた。

「いーじゃねぇか。本当の事だろ?」

チュッと背中からあたしを抱きしめて、首筋にキスを落とす。

事後の気怠さを労わるみたいな優しいキス。

「お前、マジかわいい。元々すげえかわいいけどよ。ベッドの中でもこんなかわいいなんて、反則。っつーか、犯罪。」

「っん、なに、馬鹿なこと言ってんのよ……あっ…」

「俺、マジでお前が居ねえと生きてけねーわ。責任取れよな。」

ボフン。

「きゃっ?」

「なぁ、もっかい充電……」







「牧野、まきの……っ!愛してる、あいしてるっ!」

「ゃ、あ…っ!どうみょうじっ!」

「全部くれ……、俺にお前の全て……」


甘くて、熱く蕩けそうな程溢れる愛情で包み込まれる日々。

毎日が幸せで、順調過ぎて怖いくらいで、いつかまた消えちゃうんじゃないかって怖くもある。

「あはは、贅沢な悩み。」

優紀に言ったら笑われてしまったし、自分でもそう思うけど。

『つくしはさ、今まで苦労したんだから今は思いっきり楽しめばいいんじゃん?』

『道明寺さんに甘えちゃいなよ?』

『んななな、何言って……!?』

『きっと喜ぶよー?道明寺さん。』

『無理無理無理!そんなこっぱずかいこと絶対出来ない!!』

『え~? 今更じゃない?エッチまでしておいてさ。』

ガタンッ!

『そそそ、それとこれとは別ッ!』


道明寺のお母さんがくれた1年の猶予期間。

あたしがそれまでに出来ることはなんだろう?





「こら、集中しろよ。」

気がつけば、ムッとした道明寺の顔があたしを睨んでいた。

「あ、ごめん。考え事してた。」

「またバイトの事か? 俺と居る時は俺の事だけ考えてろ。」

唇を尖らせて拗ねた彼が可愛い。

「ごめんね。」

「ダメだ許さねえ。罰として今日は泊まれよ。」

「もう、そんなこと言って。アンタ昨日も帰してくれなかったじゃん。」

「いーじゃん。どうせまた週末は親父んとこ行かなきゃなんねえし、デートの埋め合わせって事で。」

「……の割には、ずっとベッドに居るわよね?」

「後でビリヤードでもダーツでも映画でも何でも付き合ってやっから。な?」

「本当かなぁ?」

道明寺は記憶を取り戻してから、人が変わったように道明寺家の仕事を手伝うようになり、あたしはあたしで、相変わらずバイトに明け暮れる日々を送っている。

「牧野、今はまだお前を守り切れる力がねえけど、絶対幸せにするから。だから待っててくれ。」

「……うん。」


平和な日々が、今のあたし達を包んでいた。



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すげー短いっ!((((;゚Д゚)))))))ぎゃふぅんっ

でもこれくらいなら更新頻度上げられるかもと、ずっと仕舞っていたものを引き出してきました!

見切り発車上等!

着地点は何処ですか!?(つД`)ノウワーン

THE☆迷子だけどそんな暗い展開にはなりませんよ~

……たぶん(笑)


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