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溺愛クライシス 6

「ッッ!?」

ビックリして、道明寺の上にのしかかってしまっていた身体を腕をついて起き上がる。

「……お前可愛いすぎ。何を心配してんだかしんねーけど、俺がお前を置いてくなんて有りえねーし」

「……ほんと?」

最近はずっとその事で頭がいっぱいで、不安で堪らなかった。

あっという間に いい男に変わっていく道明寺を一番近くで見れるのが嬉しい反面、対等だった筈のあたし達の関係が崩れていってしまうようで。

「当たり前だろ。そもそも、なんでそう思ったのかがわからねえ」

「だって……」

「だって道明寺、今までまともに授業受けたことも、家の仕事を手伝ったりもなかった……」

「………… 」

「そりゃ、いい事だってわかってるよ? 道明寺が凄い頑張って、勉強も仕事も今までには考えられないくらいしてて、凄いなって、偉いなって思うし、悔しいけど格好いいと思うしっ」

「じゃ、いいじゃん」

「でも、いきなりそんな一人で急に大人になっちゃったら、あたしはどうすればいい? あたしは自分を卑下するつもりは無いけど、アンタに比べたら何も持ってないもんっ!」


ーーーー 感情のまま吐き出した直後に後悔した。

自分を卑下するつもりはないといいながら、道明寺と比べて、ちっぽけなプライドとか醜い感情を持て余している。

前は、道明寺が好きだっていう気持ちだけで精一杯で、周りに目を向ける余裕もなかったから。

何であたしは、自分の中の問題なのに道明寺にぶつけてしまっているんだろう。


ーーーー あたしはこんな女だった?


『おまえって……そんな女だったっけ?』


『なんか 最近、俺が惚れた女と違うような気がすんだよな 』


後悔と羞恥と、かつて言われた言葉が胸の痛みを再現して、じんわりと涙腺が緩んだ。



「……あのな、牧野」

「ッ!!」

大きな掌がそっと頬に触れ、恐怖で ビクリと身体がはねる。

また、呆れられてしまうのだろうか。

しかし、そんなつくしの不安とは裏腹に返って来たのは 自分を愛おしげに見つめる男の声だった。


「俺は何も変わってねえ。今だって、お前に欲情してるただの男だ」

「お前が好きすぎて、毎日毎日お前のことばっか考えてる」

「俺がこんな面倒くせえ事やってんのも、お前にいい男だって認めて貰いてーからだ。 前までの俺のままじゃ、お前にいつか愛想尽かされて捨てられちまうからな」




「……えっ?」


とても、信じられない。


しばらく間が空いた後。そんな表情をしたつくしに苦笑して、呆然としている彼女の唇に自分のそれを軽く重ねる。

「なあ、頑張ってる俺にご褒美くれよ」

「……ご?」

「毎日毎日勉強して、シゴトしてる俺をお前が癒やしてくれ。それにな……」

むにっ

「あんッ!?」

「さっきから、どんだけ挑発すれば気がすむんだてめえは?」

「やっ、触らな……あぁっ!」

「触んなじゃねー。お前がさっきから、これ俺に押しつけてたんだよ」

無意識につくしが押しつけてしまっていたものに鷲掴みにされ、もう我慢出来ないと暴れだした掌と指が 力強く揉みしだく。

「あぁん!や、うそ……そんなの知らな、あんっ!」

「お前が悪りーんだぜ? 人がせっかく我慢しようとしてたのによ、こんなエロく硬くして押しつけやがって」

「やだっ、やめてッ」

「お前がかわいい事ばっか言うから、もう無理だからな」

そう言って、つくしを上にしたまま膨らみにむしゃぶりついた。

張りつめた尖りも、司の口から覗く赤い舌によってチロチロとねぶられている。

「……もう、絶対やめねーから」

上目遣いに愉悦の表情を浮かべた男が、そこに居た。
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