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彼と私とエレベーター 1


エロコメディーを書きたい!(希望)

これまた、未来の先~ からプロット提供いただいてる方の原案です!つまり続編みたいな……番外編みたいな!?(どっちや)

しかし、こんなおっそいスピードじゃ、全部書くまでに一体何年掛かるんだ(白目)

今回オトナ風味です。心身いずれかひとつでもピュアな方は閲覧要注意です。決してご無理はなさりません様に……



**********


ヤバい。またなんか怒ってるよこの男。


「牧野、資料室ついて来い」

「……はい」

道明寺の秘書になってもうすぐ1年。

あの時プロポーズを受けたものの、あたしはまだ牧野のままだった。

その理由は半年前まで遡る。

今思い出すと恥ずかしいけど、あの後 お互いの気持ちがピークまで盛り上がってしまったあたし達は、直ぐに魔女とラオウに結婚の報告をしにNYくんだりまで行ったのだ。

『あンの、クソババアッ! 自分で仕組んだ癖してまだ結婚はさせられねえとか抜かしやがった!』

『……聞きたいことは いーーっぱいあるけど、仕組んだって、なに?』

しかし、やっぱりと言うかなんとゆーか、魔女からの返事はNO。(あたしはここら辺で浮かれた頭が正常に戻った)

憤慨する道明寺を抑えて理由を聞いたところ、ただ昔のようにあたしの一切を拒否されているワケではなく、むしろここ数年、余りにも女の陰がない息子に危機感を感じていたらしい。

だけど 婚約者を当てがおうにも、紹介しようものなら暴れるわストライキ起こすわ終いには相手の企業諸共、喜々として潰そうするわで手に負えなくて道明寺のお母さんは放置を決め込んでいた。

しかし。悪い事は続くもので、放置してたら放置してたでゲイの噂まで流されて、このままでは道明寺HDの威信に関わると思案に思案を重ねた結果、白羽の矢があたしに立ったんだとか。

……押し売りはお断りです。

いや、もちろん今となっちゃ有り難いんだけどさ。

まぁそれで、魔女の思惑通りになったはいいけど、いきなり結婚したら無理矢理させられたんじゃないかとか勘繰る輩が現れるから、しばらくは婚約期間を設けて、2人の仲をアピール、もとい副社長はノーマルだと宣伝しなさいということらしい。



「30分くらいか……」

ボソッと呟いた道明寺の怖い予言なんて聞こえない。聞こえないったら絶対聞こえない!!

とりあえず現実逃避をやめて、資料室は下の階にある為、ピッとエレベーターのボタンを押す。

エレベーターの待ち時間を利用して1分でも1秒でも、その怖い30分のうち少しでも時間が削れればと思うんだけど、いかんせん。

このエレベーターは、道明寺 副社長専用機。就任するのがわかってから急ピッチで作らせたらしい。(ほんと、この会社実はバカなんじゃないの?)

だから、前回使ったエレベーターはそのまま同じ階に停まっているわけで、待ち時間なんてあるはずもなく。

「……あのぅ。資料室には何用でございますか?」

「……」

「ひぃっ」

おっかなびっくり、目が据わっちゃってる男を和ませれたらいいなーなんて思っちゃったりしたわけだけど怖いからそんなに睨まないでごめんなさいっ


ーーーー と、その時だった。


ガタガタガタガターーーン!!


「っひゃああああ!?」

「おわっ!っと、大丈夫か!?」

「う、ん。……びっくりした。ありがとう」

「気をつけろよ」

「……故障?」

「だな。あとでシメてやる」

突然停まってしまったエレベーター。咄嗟に道明寺が支えてくれたからコケはしなかったけど、一体どうしたんだろう?


カチカチカチカチ

カチカチカチカチカチ

「?」

「チッ」

「どうしたの」

「回線もイッちまってる」

「マジで?」

ハタとあたしも見遣れば、確かに反応してない非常用のボタン。うんともすんとも言わない。

しばらく諦めずに押してたけどやっぱり反応がなくて、2人してズルズルと座り込み 溜息を吐いた。

あぁ、今日の夕方役員会議があるのに。

それ以外にも今日中に終わらせたい案件もあったのになぁ。

いったいいつ見つけてくれるんだろうと、色々悪い想像をしてブルーになってたあたしとは対照的に、何故か上機嫌な声が耳に飛び込んできた。

「懐かしいな」

「……………………はい?」

「ほら、お前に待ち惚け食らわされた初デート? あの時みてーじゃん」


ーーーー いやいや、笑ってる場合かっ!?

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