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イベント。~七夕ver~

「あ、もうすぐ七夕だね。」

部屋のカレンダーが目に入って気がついた。

「‥‥‥‥‥‥たなぼた?」

「‥‥‥‥‥。」

ーーーーちょっと、言うと思った。

「七夕ね。た・な・ば・た。」

あたしはもう、突っ込むのを止めた。

「何それ。」

「はっ!?あんた、そんなことも知らないの?」

「しらねえ。」

「‥‥‥‥‥‥すごいね。」

「で、何それ。」

「うぅ~ん。簡単に言うと、織姫と彦星っていう恋人同士がいて、一年に一回雨が降らなければ会える日?」

「‥‥‥‥どーゆう話か、全然みえねぇんだけど。」

「お前、スゲー話はしょってねえか?」

ーーーーむにっ!

「ぶっ!」

ちょっと怒った道明寺の手が伸びて来て、片手であたしの頬を両側から潰した。

「らから、簡単にって言ったひゃん!」

「しょれに、あんたにはこの位がちょうろいいのっ!」

なかなか手を離してくれない道明寺を睨みながら、あたしは憎まれ口を叩く。

「なんだと、てめっ!」

「にゃによっ!」

睨み合い。


「‥‥‥‥!!」

「‥‥‥‥!!」






「‥‥‥何年経っても、口の減らねえ奴だ。」


道明寺がため息をついて、あたしを掴んでいた手を離した。


「!」

「あんたに言われたくっ‥‥‥!









「ん‥‥‥‥‥っ!」


いきなり口を塞がれたあたしは、あっという間に酸欠一歩手前に陥った。







ぐっ、と。

道明寺の舌が強引に割り込んで来て、口内を余すことなく舐め上げられる。












ーーーー卑怯だ。









こんなキスされると、あたしが何も言えなくなるの知っててこんな事するんだ。














"はぁ‥‥‥っ。"








やっと唇が解放されて、お互いの息を整えた。


「‥‥‥ばか。」


もっと、罵ってやりたいのに、こんなつまんない事しか言えない。


「‥‥‥ばかで結構だ。お前と同じベットで寝れんなら、バカにでも何にでもなってやる。」

「‥‥‥‥彦星でも?」

ーーーーちょっとズルい顔して笑った。

「‥‥‥‥それだけは勘弁。」
















ーーーーだって、一年に一回しか会えねえんだろ?




ーーーー4年も遠くに行ってたくせに。




ーーーーそりゃ、アレだ。男のケジメって奴だ。




ーーーーふーん?じゃあ、今度はあたしがケジメつけに行こうかなあ?









ーーーー勘弁してくれ‥‥‥。












             〈fin〉
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